世の中にはありとあらゆるものに「幻」が存在します。
幻の酒、幻のケーキに大福、幻の大陸に島に山に滝に湖に犬に猫にメダカにポケモンに…。
世に溢れる幻の逸品。
当然、果樹界にも幻と言われるものが存在します。
そう「ポポー」です。
明治ころ日本に入ってきて、その後ある程度広まりながらも、
日持ちがせず、流通しづらい事もあって、ポポーは幻の果実と呼ばれているようです。
そんなポポー苗をついに半額セールで購入してしまいました。

ジャーン!
実はこのシーズンになると、毎年半額にはなっていたのですが、何年も購入を見合わせていました。
購買意欲はある年はゼロだったり、ある年はレジの3m手前まで行ったりとバラつきはあってのですが、今年はついに。
…ついに購入してしまいました。
購入を見合わせていた理由は2点、ひとつは値段が高い。
高いのに1本では結実せず2本植えた方が良いと言われている為、予算がさらに倍になる点と…。
そしてもうひとつは、万人に愛されない味。
やはり自然淘汰されたと言う事は、美味しくないんでしょう。
実際我が家にも、庭にいろいろな果樹を植えていた祖父がいたのですが、ポポーも検討したけれど
自分でポポーを食べたのは、5年以上前のようですが、味について記載が一切ないのでなんともなりません。
なにやってんだ5年前の自分。そこが一番大事なのに!
今でもこの時期なら産直市場や道の駅に行けば、たぶん売っているはずです。
実は愛媛県はポポー栽培に力を入れている地域があって、たぶん他県より接する機会が多いのです。

国道378号線を走っていれば目に入る緑の看板。

おそらくこの看板のお陰で愛媛県人はポポーについて質問されると、「ポポーってどこかで聞いたことがあるけどなんだっけ?ここまで出ているんですけど」
って人が一番多い県になっていると思われます。
だからどうしたって話ですが。
さてポポー、売り場には、ウィルソン、サスケハンナ、シェナンドー、レベッカゴールド、マンゴー、ポトマック…といった品種が売られていて、札以外はどれも同じに見えて迷いました。
検索すればするほど迷います。
アメリカのニール・ピーターソン氏が生み出した最高品種とかなんとか…。
おーい、ピーターソン、どれ買ったらいいんじゃ~?
最終的には勘で、サスケハンナ、シェナンドーにしました。
さあ、何年も心の片隅に引っかかっていた幻の果樹の苗木をゲットしたので育てるぞー!
と、思っていたら、大袈裟でなく本当に買った翌日、訳あってポポーの苗木を2本頂いてしまったのです。

ジャ、ジャ~ン…?!
え~。
なんかこの、嬉しいようなな悲しいようなモヤっとした気持ち。
都合我が家には幻の苗木が4本存在する訳ですが。
幻の大バーゲン開催中です。
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2019/10/13 (日) [ポポーを育てる]
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